スコーンに使う小麦粉、薄力粉・準強力粉・強力粉で違いがあるのでしょうか?
それぞれ同じレシピで小麦粉の種類だけ変えて作り、比較してみました。
種類 | タンパク質含有量 | 食感 |
薄力粉 | 低 | 軽やかで歯切れが良い |
準強力粉 | 中 | 少しザクザク感・香ばしさが増す |
強力粉 | 高 | ザクザクに加え少ししっとりした口当たり |
主な違いは粉の大きさとタンパク質含有量で、いわゆるグルテンが薄力粉ほど少なく、強力粉ほど多くなります。
パンではしっかりグルテンを出して弾力を作りますが、焼き菓子ではグルテンがはたらきすぎると食感が悪くなったり。
一方で多すぎなければタンパク質の加熱による香ばしさや、程よいグルテンのガリガリした食感が出ます。
スコーンは練らずに切り混ぜて作るのでそれほどグルテンが出ず、しっかり寝かせればさらにグルテンを落ち着かせることが出来ます。
なので上手に作ればそれほど差はないけれど、少し香ばしさや食感を変えることが出来ます。
その分、少しだけ難易度が上がるので、練らないことに自信がない場合は薄力粉が安定です!